【韓国料理】鮮度と彩りを愉しむ!韓国式「お刺身&ユッケ」の特徴とテーブルコーディネート術
器で魅せる鮮度と彩り

韓国のお刺身って日本と違いますか?サンチュで巻いたり、お酢?入りのコチュジャンで食べるのは聞いたことがありますが……
そうですね!韓国人も日本人のようにお刺身が好きな人が多いですが、日本と韓国ではお刺身の売り方や食べ方がちょっとずつ違います。今日は韓国のお刺身について詳しくお話していこうと思います。
あと、韓国ではユッケが日本よりも気軽に楽しめますよね?
私、ユッケが大好きなんですが、日本では昔みたいに気軽に食べられなくて悲しいです😿あと、韓国ではユッケが日本よりも気軽に楽しめますよね?私、ユッケが大好きなんですが、日本では昔みたいに気軽に食べられなくて悲しいです😿
そうなんです!韓国では家の近くに精肉店もたくさんありますし、ユッケも手軽に精肉店で買えるだけじゃなく、焼き肉屋に行くとユッケは必ずといっていいほど頼めるすごく身近な存在です。今日は韓国のお刺身とユッケの奥深い魅力と、食卓を華やかに彩るコツを紹介しますね!

1.韓国のお刺身(フェ)とユッケの特徴

韓国の生食文化は、素材の「鮮度」と「薬味との調和」にその神髄があります。
韓国の生もので思い浮かぶものと言えばやはり、「刺身(さしみ)」と「ユッケ」。
最近は和食が好きな人も多いので、「さしみ」と言っても通じることも多いですが、
韓国語で「刺身」は「フェ(회)」と言います。

また「ユッケ」は同じで「ユッケ(육회)」となります。
「ユッ(육)」が「肉」という意味で、「フェ(회)」は「刺身」という意味です。
2つの単語を合わせた合成単語ですね。
日本とはまた異なる独自の進化を遂げた2つの主役について詳しく見ていきましょう。
A:韓国のお刺身(フェ / 회)~追求するのは「活き」の良さと弾力

日本のお刺身が「熟成(エイジング)」によって引き出される旨味や、とろけるような食感を重んじるのに対し、韓国のフェ(お刺身)が追求するのは、何よりも「活きの良さ(활어/ ファロ)」です。
ですので、もちろん大型スーパーにもお刺身は売っているのですが、韓国には生きた魚をお店でさばいてくれる鮮魚店(せんぎょてん)専門のお店がたくさんあります。


私の近所にも生け簀のある鮮魚店が結構あって、ヒラメやタイなどのお魚を一匹さばいてくれてパッケージングしてくれます。
新鮮なお刺身を食べられる代わりに同じ魚なので、量が多くて飽きてしまうという短所もありますが、お店によってはさばかれた魚を盛り合わせにして売っているところもあります。

①包む文化(쌈/サム)
お刺身をそのまま食べるだけでなく、ニンニクの薄切りや青唐辛子と一緒に葉物野菜で包んで食べるのが一般的です。
これにより、魚のタンパク質に野菜のビタミンや食物繊維が加わり、非常にヘルシーな一品となります。

また、韓国には上の写真のような「カムテ(감태)」という高級海藻のりがあります。
見た目は目の細かいグリーンのフェルトのようで、一般的な韓国のりよりもさらに薄く、繊細な糸状の海藻を乾燥させて作られます。
香り高く、口に入れると礒の豊かな風味と、ほんのりとした独特の甘みが広がります。
カムテは、一般のスーパーにはあまり売っていません。
地方の市場やネットで手に入る高級食材です。
このカムテをお刺身やユッケに包んで食べてもおいしいんです!
一般の韓国のりより、 塩気や油気が強くないため、素材の味を失わず、上品な礒の香りでワンランク上の味に♪

②食感のこだわり
白身魚(ヒラメ、タイ、クロソイなど)が主流で、さばきたてのプリプリとした力強い弾力を楽しめます。
噛むほどに感じる新鮮な歯ごたえこそが、韓国流の美味しさのバロメーターです。
③ 多彩な「タレ」の文化
まず、韓国ではチョジャン(초장)というコチュジャンに酢や砂糖、すりおろしニンニクを混ぜた甘酸っぱく刺激的なタレをつけてお刺身を食べるのが一般的。
スーパーに行けば、チョジャンも売っていますし、鮮魚店で買えば無料でつけてくれます。
日本人からしたら、チョジャンにつけちゃうとお刺身の新鮮な味が消えちゃう!って意見が多いんですが、韓国人からすると生臭さをなくすことができるため、このチョジャンにつけて食べるほうがおいしいのと、白身魚の淡白な味にパンチを効かせてくれるのがいいらしいです。
もちろん、醤油とわさびもつけてくれますが、主人はほとんどチョジャンで、私は醤油につけて食べるので、我が家の食卓を見ると日韓夫婦だなぁと感じるお友達も多いです。
他にもサムジャンという味付け味噌をごま油や刻みニンニクで和えたものを鮮魚店ではつけてくれるので、お刺身+ごはんに少し混ぜて食べたり、一緒につけてくれるにんじんや大根などの野菜スティックを食べるときに、もろみのようにつけて食べるとおいしいです!
B:ユッケ(육회)~梨とごま油の絶妙なハーモニー

日本では2011年の法改正以降、生食用の牛肉を提供するには非常に厳しい「加工・調理基準」をクリアしなければならなくなり、ユッケを提供できるお店は、基準を満たした専用の設備を持つ焼肉店や、保健所の認可を得た一部の居酒屋に限られるようになりました。
そのため、どこのお店にもあるメニューではなく、「ユッケがあること」がお店の売りになっているケースが多いです。
私も昔からユッケが大好きだったので、日本で食べることが難しくなり残念でしたが、韓国ではより身近で、生活に根ざしたスタミナ料理として愛されているため、苦労してお店を探さなくても近くの精肉店でユッケを1パック1000円くらいで買うことができるのがうれしいです♪
①街角の精肉店で買える「日常食」

韓国の大きな特徴は、その「圧倒的な身近さ」です。
街を歩けばあちこちに精肉店(정육점/ジョンユッジョン)があり、夕食のおかずを買いに行くような感覚で、新鮮な生肉を買うことができます。
専門店だけでなく、家庭の食卓にも頻繁に登場する、まさに「ソウルフード」と呼べる存在です。
②梨との必然の出会い

韓国のユッケに欠かせないのが、細切りにした「梨」!!
単なる彩りや付け合わせではありません。
梨に含まれる消化酵素(プロテアーゼ)がお肉を柔らかくし、その上品な甘みが牛肉の脂の旨味を引き立て、後味をさっぱりとさせてくれます。
③ごま油とニンニクの黄金比
基本の味付けは、香り高いごま油、醤油、砂糖、そしてたっぷりのすりおろしニンニク。
自分で作ってもいいですが、精肉店でユッケを買うとタレもついてくるので、それを使うともっと簡単に!
ユッケにしっかりタレを和えることで、お肉に味がしっかりと染み込み、食欲をそそる芳醇な香りが生まれます。
濃厚な味わいは、お酒のお供にはもちろん、ご飯に乗せてユッケビビンバとして楽しむのにもぴったりです。
2.彩り豊かに!刺身とユッケのテーブルコーディネートのコツ

韓国料理は「並べる」こと自体が最大のおもてなしですが、以下の3つのポイントで、華やかな食卓を演出できます!
A:異素材をミックスして「鮮度」を視覚で伝える
お刺身やユッケの瑞々しさを引き立てるのは、器の質感の組み合わせ!
私なりにまとめたポイントを整理してみました。
①ステンレスとホワイトの調和

お刺身やユッケをシルバーのステンレス製の器に盛り付けると、韓国らしい本場感が演出できるだけでなく、金属の光沢がお肉やお魚の色を鮮やかに見せてくれます。
そこにホワイトトーンの器を合わせることで、全体が重くなりすぎず、清潔感のあるモダンな印象に仕上がります。
②透明な器の抜け感

お刺身やユッケを透明なガラスの器に盛り付けても美しいです!
お刺身であれば氷を敷いたり、器の透明感を活かしたりすることで、ひんやりとした涼しげな演出ができ、見た目からも「鮮度のよさ」を伝えることができます。
B:サンチュ専用器で「機能美」を取り入れる

韓国の食卓に欠かせないサンチュ(サニーレタス)やエゴマの葉。
前から欲しかったサンチュ用のこの器。
お値段も1000円未満なので買ってみましたが、水はけ機能もあってかなり活用度が高いので、ホームパーティーなどにもぴったり!
サンチュ専用の器がなくても、深みのあるコップや器、もしくはカゴを使って盛り付けるだけで食卓がオシャレに見えますよ♪
①最後までシャキシャキ
洗ったばかりの野菜をそのまま入れても、底に穴が空いていて水はけができるため、水気が切れて葉もベタつきません。
②食卓のアクセント
野菜をカゴのような専用器にこんもりと盛り付けることで、平坦になりがちなテーブルに高さ(立体感)が生まれます。
グリーンのボリューム感が加わり、一気に食卓が華やぎます。
C:色のコントラストを意識した配置

「五味五色」を大切にする韓国料理。
器の色と食材の色のコントラストを意識することで、食卓が引き締まり華やかに見えます。
①ホワイトトーンを背景に

取り皿やお醤油、ガリなどを入れる小皿をホワイトで統一すると、ユッケの赤やサンチュの緑がより際立ちます。
②中心に華やかさを
中央にガラスの器に盛ったユッケ(赤×黄)、その前にステンレスの器に盛ったお刺身を配置し、サンチュ(緑)を添えることで、まるでお花が咲いたような彩り豊かなテーブルが完成します。
③カッティングボードに盛り付ける


お刺身の盛り付けであれば、サーモンや白身魚、マグロなど魚自体の彩りも豊かなので、カッティングボードに盛り付けてもオシャレに♪

そこに、レモンやカイワレなどを添えると、ちょっとした飾りにもなってより一層華やかに見えます。


3.【まとめ】五感で楽しむ韓国の生食文化

お刺身の鮮やかな白、ユッケの赤、野菜の緑。
韓国料理の基本である「五味五色」をちょっと意識するだけで、家庭のテーブルが特別なレストランへと変わります。
日本だとユッケを家庭で楽しむのは難しいかもしれませんが、次の週末にはお好みの韓国酒と一緒に、彩り豊かなお刺身ディナーを楽しんでみませんか?





